2019年〜2021年ゴールデンウィーク期間の 札幌市内の人流および宿泊者数の推移

202年4月30日に、北海道知事と札幌市長から、札幌市民はできるだけ外出しない、北海道民はできる限り札幌に行かないよう「ゴールデンウィーク」緊急メッセージがありました。また、4都府県を対象とした緊急事態宣言の発令、まんえん防止等重点措置の実施区域がある中、2021年のゴールデンウィークを迎えました。

 

2021年ゴールデンウィーク期間の札幌市内の人流と宿泊者数はどのように変化したのか、スマホアプリから取得した位置情報ビッグデータ(Agoopの流動人口データ)と観光予報プラットフォーム推進協議会「観光予報プラットフォーム」の宿泊実績データを用い、2019年〜2021年ゴールデンウィーク期間の札幌市内の流動人口および札幌市内の宿泊者数の推移について報告します。

 

2019年のゴールデンウィークと比べると人の往来や宿泊者数は少なかったものの、緊急事態宣言発令中だった2020年のゴールデンウィークと比べると人の往来と宿泊者数が増えていました。

 

札幌市内の人流レポート(2021年4月)

新型コロナウイルス感染症の感染者数の増に伴い、2021年4月にはまんえん防止等重点措置の実施区域が徐々に拡大し、4月25日に4都府県を対象に緊急事態宣言が発令されました。札幌市では、4月27日から市内全域の飲食店等に対する営業時間等の短縮要請がなされました。

 

このような中、2021年4月の札幌市中心部の人流はどのように変化したのか、スマホアプリから取得した位置情報ビッグデータ(Agoopの流動人口データ)を用いて分析した結果をレポートします。分析対象エリアは、地下鉄南北線さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅の周辺です。

 

レポートでは、前年同月(2020年4月)の人流と比較した結果を紹介しています。

緊急事態宣言が発令されていた2020年4月と比べると、4月下旬の平日で約2倍、休日で2.5〜3倍近い人出でした。